● 丸谷秀人のつぶやき千里・第7回

 疲れた。だるい。何もやりたくない。

 何もかも投げ出して遠くに行きたいと思うが、温泉は嫌いだし、観光地はTVで見れば十分だし、そもそも旅行が嫌いだし、根本的に体を動かすことが嫌いだ。俺はもともと遠くになんか行きたくないのだ面倒くさい。第一どこかへいこうにも金が無い。郵便局にも銀行にも財布の中にも夢の中にもない。いや夢の中にはあるかもしれないが、この世で使えなければ意味がない。もっとも金があったって遠くには行かないが。貴重なお金を遠くに行くが如き行為に使うなんざ、勿体無さ過ぎる。金があるならエロゲーを買う小説を買う漫画を買うCDを買う。


イラスト:香川

 あれもこれもそれも欲しい!!

 金を稼ぐにはとにかく働かなくてはいけないのだが、テキストを書くのも見るのも吐き気がこみあげてくる程に嫌になっても他になんの手段もない。肉体労働はからきし駄目だし、サービス業をするには不器用すぎるし空気が読めない。我ながら無芸な人間である。結局、だるい息を吐き、なえた気力のまま這いつくばり、しょぼしょぼした目をモニターに向けつつ、こういう文章を書き書きするしかなかったりするのだった。何度も言っているが遠くになんか行きたくない。

 そもそも遠くってどこよ?

 遠くというからにはせめて高尾山くらいには行くべきだろう。だからさ、遠出なんかしたくないんだよ面倒くさいから。遠くというと木星あたりが丁度いい気がする。冥王星だと遠すぎるし水星だと暑すぎる。しかも冥王星なんて惑星ですらないじゃないか。木星は非現実的なところがいい。行けないから行かなくても済むし。だが2001年には木星へついてる筈の人類なのに、いまだ重力圏をうろうろしている辺り、所詮、猿に毛が三本生えただけの被造物の限界なんであろう。原作者も映画監督もお亡くなりになった事だし。木星はしょうがないとしても、月旅行すら商業ベースにのっていないとは嘆かわしい。まぁ木星行っても寒くて強風が吹き荒れているだけかもだけど。第一死ぬね。あんな環境に人間が行ったら。だから俺は遠出なんか嫌いだ。宇宙なんて得体の知れない場所に何が悲しくて行かなくちゃならんのか、俺にはさっぱり判らない。行きたい奴は行け。
 そういえば1984年も1999年も過去となってしまった。未来はどこへ行ったやら。いや常に未来はあるのだが、未来という単語にくっついていた輝かしいイメージが消えてしまったというだけだ。未来は現在の地続きで急に輝かしくなるわけではないと気づいてしまったのはいつの日のことだったのだろう?

 ねえ、母さん。僕の未来はどこへ行ってしまったのでしょう? 俺が知るか!

 俺がこんな感じで日々だるだるしてても『仏蘭西少女』は粛々と進んでいく。コミケ会場ではデモまで流れていたそうだ、もちろんデマに決まっている筈だが、俺だって会社で見せられてしまったんだから認めざるをえない。声優の選考も進んでいるらしくて、俺の耳がおかしくなっての幻聴かもしれないがサンプルボイスまで聞いた。それは余りにひどい幻聴で、なんと『仏蘭西少女』に出てくるキャラの台詞を喋っていたのだ。ここまで来れば俺がいなくたってなんの問題もなかったりするだろう。まぁ『仏蘭西少女』に限った事ではなく、ほとんどの事は俺などいなくたってなんの問題もない。いないほうがいいくらいのような気がする今日この頃。つまり何を言いたいかといえば、俺がいなくても完成するだろう、という程度には『仏蘭西少女』が進んでいるということだ。よきかなよきかな。きっと俺が山のかなたの空遠くに行っても大丈夫。

 だから、何度も何度も言っているが遠くになんか行きたくない!

 最近いや遥か過去からずっとあこがれているのは『濡れ手で粟』である。働かないのに儲かってしまうのが理想だ。銀行で残高照会をしたら謎の大金が振り込まれていたりすると嬉しい。大歓迎である。だが歓迎したところで誰も振り込んではくれない。歓迎するのにな。かと言ってギャンブルにはまれるほど大胆ではないので、一攫千金のチャンスすらない。まぁあったところで運もないのでチャンスなんか掴めやしない、せいぜいハズレを掴んで他人の財布を肥え太らせるだけだろうが。いや、他人の財布を肥え太らせる前に、間違いなく破滅である。破滅をすれば違う意味で遠くへ行きたいと思うかもだが、そんな『とうさんは、あのお空の星になったのよ』『かあさん。僕だってとうさんがどおなったかくらい判っているんだよ。ギャンブルにはまって夜逃げしたんでしょ』『そうよ。じゃあ判るわね。わたし疲れちゃったから、一緒に遠い場所へ行きましょうね』『いやだ』という類の遠くは願い下げである。そもそも遠くへなんか行きたくないのだ。歴史に残らなくてもいいから今の金が欲しい。出来れば大金が。一生なんにもしなくていいくらいの大金が。そこまで行かなくてもいいけど老後が困らないくらいの金が。ゲームが売れに売れてがっぽがっぽ儲かるといいが、そんな奇跡はきっと起こらないから奇跡なんである。

 ああ、そんな奇跡を求めて遠くへ行きたい。

 そこに行けば、どんな夢でも叶うというシャングリラ。俺が作りたいと漠然と思っているエロゲーだって既に完成して商品になって売っているパラダイス。どこかにあるビックリするほどユートピア。奇跡なんてあくびするほど日常茶飯事の約束の地。どうしたら行けるのだろう教えて欲しい。もちろん、その場所の、テーマソングはゴダイゴだろう。そんな場所なら遠くでも行ってみたい愛の国。ああ、遠くへ行きたい。

 だが結末は決まっている、目に浮かぶ。

 俺はその場所へ行く旅費が工面できず、幸せを求めて旅立つ人たちを駅のホームで泣きながら見送るのだ。汽笛と共に走り出す列車を、転げながら転げながら追いかけるのさ。そしてホームの端で手を伸ばし、遠ざかる列車を未練たらしく見つめ続けるのだ。いや、駅まで行けばいいほうで、きっとTV中継で見ているのだ。見ると惨めさが増すと判っているのに見てしまうのだ。どうせ行けやしないさ、とか、みんな騙されているだけさ、とか、そんなうまい話があるわけない残ってる方が賢い、とか訳知りの評論家めいたカッコ悪い言葉を呟きながら、いかにも悔しくなんかない振りをして。

ストはなくてもデモはある『仏蘭西少女』はきっちりかっちり進行中!
だけど『Bitch』の制作だって粛々と進んでいるのですよ!?

あんまりガリガリ表に出さないのは焦らしプレイとゆーか、
マァそんな感じだと思っていただければ。

次回は9月中旬掲載予定です。どうぞお楽しみに!!

2008/8/29

● コミケおつかれさまでした!

どうも、お久しぶりです! まさかの2回目登場となります。
太陽なんて大嫌い! 新入りのシャモアです!
暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

コミックマーケットC74では猛暑の中、沢山の方々にご来場いただきありがとうございました!
自身としては初のコミケだったのでどんなもんかなー? などと余裕をかましていたんですが、
いざ蓋をあけてみれば人、人、人! ……話には聞いていたんですがこんなに凄いもんだとは
思ってもいませんでした。ムスカ先生も草葉の陰から驚かれていたことでしょう。



写真は設営中のもので、いかにも夏真っ盛りな『仏蘭西少女』と、エロス&チラリズム全開な
『皇涼子のBitchな1日』の大型タペストリーが奥の方でいい感じに目立ってましたねー。
右上の方では『仏蘭西少女』のデモムービーが初お目見え!
美麗なグラフィックに斬新な文字エフェクトがハマりまくってて鳥肌モノのカッコ良さ!
瞳を奪われたかのように立ち止まってくださる方もチラホラ。というか自分も3日間ずーっと
眺めてましたが何度見てもゾクゾクきちゃいました! 
サイトから見ることができるようになる日が待ち遠しいですね!
(注:ただいま準備中でっす!by弦之介)

あと手前のダンボールはぜーんぶ仏蘭西少女スペシャルセット。
設営時には「置き場所ないよー」とか言っていたのが嘘のようになくなっちゃってビックリ!
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

そして、コミケにご来場できなかった方に朗報です!
今回、僅かではありますが在庫がありますので、特別に通販させていただきます!
そんなに沢山あるわけじゃないですけど、よろしくお願いしますね。
一家に1セットと言わず2セット! 
これさえあれば身長も伸びるし宝くじも当たって彼女もできる! もちろんウソ!

詳しくはコチラで!!

それではまた!

2008/8/22

● 今週金曜はコミケなのでー

コミケ真っ最中で、更新するのはさすがに厳しいですネ……。
ってコトで、ちょっと早めに更新させていただきます。
弦之介です。

じつは、もうこれからコミケブースの設営に出かけちゃうんですよ。
「電卓は準備した? ガムテープは? ……あ、アレ持った?」
などと、新入りのシャモア君と一緒に遠足の準備めいたやりとりを済ませたばかりです。
アレってのはもちろん『仏蘭西少女』のデモムービーです。
ディレクターが時間ギリギリまで調整指示をしていただけあって、
さすがの仕上がりですよ。ときめきますね。

そうそう、今回のコミケでは、参加者の手荷物確認や
開催期間中の一部エスカレータ運用停止があるとのことで、
お越しになる方は[コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ]
よくご確認されるとよいかと。
おおっと、そろそろ出かける時間です!
それでは、また!!

2008/8/14

● もう来週ですね〜

弦之介でっす!
ついに来週ですよ! コミケが! コミケが! コミケが!!
けっこうなイベントなんで3回言ってみました(笑)。

え〜、前からお知らせしていることですが、
今回のコミケには[CODEPINK・PIL・PIL/SLASH]というブース名で
企業参加していたりするのです。

『仏蘭西少女』スペシャルセットやキリヤマ太一ART COLLECTIONなど、
ファンならマストBUY!! なアイテムをそろえておりますよ〜。

ちなみに詳細はコチラ!!

物販だけでなく、『仏蘭西少女』のデモムービーを上映しておりますので、
どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。
今回の更新で試聴版の配信をはじめた
主題歌「Une fille blanche」もバッチリ聴くことができますよ!
(そして『仏蘭西少女』スペシャルセットを買うと、家にお持ち帰りもできるんです……と宣伝w)

……ん〜、ホントに『仏蘭西少女』の開発が進行してるんだナ〜、って気がしますよね。
いや実際してます。コミケ後の展開もせっせと仕込んでますのでお楽しみに!!

でもまずはコミケです!

よろしくお願いいたします〜〜〜!!

2008/8/8

● お久しぶりです!モモコです!

皆様、こんにちは。
前から読んでいただいてる方はお久しぶりです!
モモコです。

忙しさと、他のスタッフの手マメさにかまけて、
気がつけば前のStaffRoomから数か月ですが、
光陰矢の如しとはよく言ったもので、
本日も『仏蘭西少女』『皇涼子のBitchな1日』のディレクター三ツ矢氏と
「あれ、もう8月っすよ……」
「うえぇぇ〜〜〜」
なんてやり取りをしたばかりです。

確かに物事はイロイロと進んでいる!
『仏蘭西少女』のデモムービー(夏コミで初お目見え!)が出来そうになったり、
キリヤマ隊長が山籠りを始めたり、
進んでいるのデスガ!!

なんかこう……真綿で首を絞められるが如く、
主に胃のあたりにじんわりとプレッシャーがかかる気がするのは何故でしょう?

「いつものことだよ……(遠い目)
 あっ、夏休みっぽい学生だ! 肌年齢下がれー下がれー……」

ディレクターも達観を通り越して壊れ気味です。
え〜と……そうだ、アイス! アイス食べましょう。
アイス食べれば元気になりますよ!

アッ!
そうこう言ってるうちに、キリヤマ隊長が、
頼まれもしていないのに、夏コミイラスト集用の描きおろしを!

隊長!
アンタ今回夏コミで、一切描きおろしやんないって言ってたやんけ!

「いやぁ〜つい筆が進んじゃってねえ」

くわっ!
この台詞どっかで聞いたことある!!

……とまあ、そんな感じで、
今日も元気なCODEPINK開発室でした!
それでは!

2008/8/1